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 Home > 特集 > 「妻への恋文。パート2」
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ご夫婦が二人三脚で営む「三日月軒・東中の口店」は、昔ながらの技法「桿麺(カムミェン)」を使った自家製麺が人気のラーメン店。あうんの呼吸で忙しいお店をきりもりしています。


小中高大と
同じ学校に通い、今も
同じ職場で働く君へ

西村公夫さん 会社代表取締役
42歳 結婚15年 酒田市在住


 結婚して16年目。元気な3人の男の子に恵まれ、毎日がとても充実している。
 君とは同級で、たまたま小学校から大学まで同じ学校に通った。2人とも東京で就職し、3年も経つとふるさとが恋しくて、一緒に酒田に帰ってきたことを思い出す。
  僕は30歳から40歳まで青年会議所の運動に没頭し、家庭のことはお構いなし。仕事に青年会議所に明け暮れし、君からは、子育てを手伝ってほしい、たまには家にいてちょうだい、と何度もお願いされた。自分勝手で思いやりのない夫だったと反省している。
  今は同じ職場で働き、昼も夜も顔を会わせる時間が増え、互いの気持ちに落ち着きを取り戻しているのを感じる。君の気遣いのおかげで職場でも家庭でも、居心地はとてもいい。僕を支え、家族を守り、家庭に笑いが絶えないのも、君のおかげだといつも感謝している。
  最近、2人で出かけて食事をするのがとても楽しい。子供たちから「今夜はデートの日だね」って送り出してもらったときは、胸がドキドキしてもっと楽しくなる。去年の春、僕らの結婚を記念して、ふたつ目の結婚指輪を贈った。寂しい思いをさせてきてごめん、幸せがひとつでも多くなるように努めていくから、これからも僕についてきてほしい、そんな気持ちを込めた指輪だった。
  ありがとうでは言い切れないけど、今までありがとう。君の笑顔をいつも見ていたいから、ずっと一緒にいようね。僕の心からの想いを込めて、いつまでも、いつまでも大切な薫へ…。公夫より


新宿御苑の桜の下で
出会って13年。
「最愛の妻へ」

キャベツダイエットさん
団体職員 40代 結婚13年


“恋文”をあなたへなんて、これが一生のうちで最初で最後になると思うから、頑張って書くね。
  僕たちは夫婦になって13年になるけど、結婚当初、スイート10なんか遥か先だなと思っていた。でもあっという間だったね。
  思い起こせば、初めて出会った新宿御苑、桜が綺麗だったな。俺は慣れない東京暮らしを始めて2週間、同郷の君に会え、庄内弁で話せてほっとした。「ひと目合ったその日から恋も花咲く…」ではなかったけど、第一印象は「めっこいにゃ〜 !」と思ったよ。数ヵ月後、俺にアクシデント!! アパートで寂しく療養している俺を、君は白衣の天使のように優しくお世話してくれたね。君と結婚したいと思い始めたのはその頃から。君のハートを射止めるため、川崎まで通った日々はすごく充実していた。仕事より君に逢いたいというパワーが勝っていたよ。その後、めでたく結婚、そして手前味噌になるかもしれないが、「めっこい娘 」を産んでもらったことに感謝するよ。
  結婚してから君にはいろいろ感謝しているんだけど、面と向かって表現するのが照れくさく、気恥ずかしく言えなかったけど、今、13年分の思いをここに。いつも俺の体のことを考え、食事を作ってくれてありがとう! 家のこと、子どものことをしっかり支えてくれてありがとう!不器用な俺と今まで連れ添ってくれて、ありがとう!
  まだまだ感謝申し上げたいところだけど、最後に君が俺の妻で良かった。「ありがとう」


「AVEC AMOUR
―愛を込めて―」

メタボ大王さん 銀行支店長
48歳 結婚18年 酒田市在住


 さざんがきゅう。
 平成3年3月9日(土)私たちふたりの結婚記念日である。まもなく18年目の記念日を迎えようとしている。18年の間には、すばらしい2人の子どもに恵まれ、また双方の両親をはじめ、多くの人々に大変お世話になった。そして念願のマイホームも取得することができた。大変幸せだなあと実感している。
 Mちゃんがいて、KくんとSくんがいて、家族みんなで築いてきたちいさな幸せ。Mちゃんは特別であるが、かけがえのない2人の子どもも私たちの大切な宝物である。Kくん、Sくん、大変ありがとう。そしてMちゃんには多謝、多謝…。18年目を迎えようとしている今も、「Mちゃん」「Kさん」とお互いを名前で呼び合う習慣も大切にしていきたい。これからも、お互いが年老いて、それぞれが、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、「Mちゃん」「Kくん」と呼び合うふたりでいようね。
 日向でふたり並んで「お茶はいりましたよ」なんて、のんびりとゆっくり暮らしていこうね。
 AB型とO型、一見ぶつかり合う組み合わせだけど、今までどおりお互いを尊重し、お互い一定の距離感を大切にして、お互いあまり熱くならず、かといって冷めすぎない絶妙な距離感とバランス感をいつまでも失わないでいこうね。昨日よりも今日、今日よりも明日、ずーっと愛し合っていこう。
お互いに ちょっとだけ気を遣い
お互いに たくさんほめ合い
お互いに 許し合い
お互いに 認め合う
Mちゃんの微笑みは Kくんの幸せMちゃんの悲しみはKくんの悲しみMちゃんの幸せは Kくんの幸せ これまでも これからも いつまでも。


僕のわがままで始めた
この道に、もう少し
お付き合いください。

佐藤裕司さん ラーメン店経営
59歳 結婚34年 酒田市在住


 結婚して3年目に、僕のわがままで、突然ラーメンの道に引きずりこんでしまって、すみませんでした。何年か後に、貴女の父や家族に僕の味を認めてもらった時は、うれしかったです。そして今ではもうすっかり僕のラーメンファンでいることが何よりです。
 一緒になって34年になりますが、僕にはまだ定年がありません。あと少し付き合って、面倒みてください。お願いします。


(スプーン2009年2月号に掲載)
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