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 Home > バックナンバー > 昼どきジャーナル 12「西洋割烹 花月(酒田市)」
 
 
デイリー仕様の、日替わりランチ。

西洋割烹 花月

日替わりランチ
1,050 yen
ある日のメイン「庄内豚のほほ肉とプラムの赤ワイン煮」パンorライス、スープ、デザート、コーヒーがつく。
ランチの妙味、ここにあり
気軽においしいビストロ風


 今日もランチのお店選びに右往左往…そんな時のとっておきといえば、気取らないフレンチで人気を集め、この3月で3年目を迎えるこのお店。店名はオーナーシェフの阿部三喜夫さんのお母様のご実家で、旧平田町飛鳥にあった日本料理店「花月楼」に由来。外観はその名残を思わせる和の趣で、一方、店内は和室とテーブル席のセパレートとなっています。
 「フレンチの敷居が高いイメージをなくしたくて、なおかつ宴会や家族連れなど、多様に対応できる造りにしました」。また、“西洋割烹”を謳い、メニューの一部に和食も取り入れて、幅広い客層に応えています。
  さて、連日多くの人が訪れているランチタイムは「日替わりランチ」が不動の人気。旬の野菜のうまみを濃縮したポタージュとシンプルなサラダ、日ごとに趣向を変えて楽しませてくれるメインディッシュ。「パンかライス」の問いに、大半の人がオーダーするというフランスパンは、パリッとした外側を割るとほんわり湯気が立ち上がり、中のふわっとした生地には、フレンチ特有のソースをたっぷりつけていただけると好評です。そして締めはデザートとエスプレッソコーヒー。と、ここまで内容もボリュームも十分、おまけにリーズナブルとあって、その評判は県外にまで広がっています。「お客様はここに非日常を求めて来られるので、食材は地物だけでなくフランス産の鴨肉や羊肉など、普段あまり身近にないものもあえて使用しています」。食材とソースの相性を楽しむフレンチの基本を大切にしながら、お客様の要望には柔軟に応えていきたいという阿部さん。テーブルの様子を察してさりげなく提供されるサービスにも、アットホームなホスピタリティが感じられます。「誰でも和食が食べたい日もあれば、中華が食べたい日もある。その中で『洋食なら花月』といわれるようになりたいですね」温かく細やかな気配りがそこここに息づくこの空間は、昼どきの醍醐味で満ちあふれています。


月夜の団欒、話の花咲くおいしい時間。
ディナータイムは、食事だけの利用なら予約がなくてもOK。
メニューは昼夜共通(ランチ3種を除く)で、前菜やメインが選べるプリフィクス・スタイルのコース(Aコース2,100円〜)、シェフおまかせコース(6,300円・要予約)、お子さま用コース(1,050円)、シェフの和食(2,625円)ほか、セットメニューやアラカルトも充実。宴会は予約制で、内容は和洋折衷・費用など多様なリクエストに応えてくれるのが嬉しいかぎり。
飲み物もソフトドリンクからアルコールなど各種豊富。また、お弁当やオードブルのデリバリーにも対応(要予約)。

(スプーン2008年3月号に掲載)

秋野わかな、高橋江里子=取材・文
text by Akino Wakana,Takahashi Eriko
和島諭=写真
photograph by Wajima Satoru
 
1_日替わりランチは、店内に置いてある携帯サ イズのメニュー表やホームページで確認できる。 2_ある日のパスタランチ(950円)から「うるいと小エビとベーコンのパスタ」。このほかに、シェフおまかせランチコース(2100円)がある。 3_和室は2つで、最大約20名での利用が可能。 4_昼どきになると女性客で賑わうテーブル席。



お話を聞いた方…
オーナーシェフ
阿部三喜夫さん
温海出身、平田現住。宮城県の某レストランでフランス料理の修行をして、帰郷。「ル・ポットフー」や「(旧)ホテルリッチ酒田」などでの勤務を経て「鵜渡幸」で和食を学び、平成17年独立。

西洋割烹 花月
酒田市こがね町2−6−10
tel.0234-25-3966
11:30〜14:00(L.O)
17:00〜21:00(L.O)
【休】水曜【P】第1駐車場10台 第2駐車場4台
詳しくはHPをご覧下さい。


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