お待たせしました。久しぶりに光子さん特製のスウィーツの登場です。旬の食材をたっぷり使ったグラタンと、お得意のカップケーキのニューバージョンの二本立て。素朴で、どこか懐かしいおやつです。そのうえ、すぐに作れる手軽さが、なんと言っても魅力的です。
まずは、今回のメイン、「かぼちゃとさつまいものグラタン」から作りましょう。
かぼちゃ1/4個は、皮を付けたまま5mm幅の櫛形に、さつまいも2本も同じく皮をつけたまま5mm幅の輪切りにします。さつまいもをサッと水に晒したら、かぼちゃとともに鍋に入れて茹でましょう。「あとでオーブンさ入れっさげ、ここでは柔らかぐしなくてもいいな。生でないくらいの硬さって言えばいいなんがな。あんまり柔らかくしたら、かえってだめだな」。
火を通すと、かぼちゃは煮崩れしやすいので、注意してください。「茹でる時は、さつまいもを下さ敷いで、その上さ、かぼちゃを載せっど、うまくいぐよ」。耐熱容器に、それぞれ皮の部分が上になるように、かぼちゃとさつまいもを交互に並べます。
材料にかけるグラタンソースを作ります。牛乳150cc、生クリーム50cc、グラニュー糖25gを鍋に入れて、サッと沸かします。グラニュー糖が溶けたら、バニラエッセンス少々を加えます。これを、かぼちゃとさつまいもを並べた耐熱容器の全体に回しかけます。その上にレーズン大さじ二を散らしましょう。「レーズンは多めに入れでくださいの」と光子さん。散らしたレーズンの上に、バター適宜を少〜しずつ載せていきます。
オーブンを180℃から200℃に温め、耐熱容器を入れて、10分ほど焼けば、できあがり。素材本来の旨味とレーズンの酸味を、程よい甘さのソースが引き立てる、美味しいスウィーツのできあがりです。
今度はカップケーキです。ボウルに卵1個を割りほぐし、砂糖50gと牛乳50ccを加えて、砂糖をしっかり溶かします。砂糖が溶けたら、サラダ油小さじ1と1/2を加えます。別のボウルに、薄力粉80gとベーキングパウダー小さじ2/3を加えて、ザックリ混ぜたら、先ほどのボウルに移して、よく混ぜます。「薄力粉とベーキングパウダー混ぜだら、普通はふるうなんども、そのままでも、だいじょうぶ、だいじょうぶ」。
ここに、甘皮を取り除いた枝豆60g、5mm角にしたプロセスチーズ60gを混ぜ込みます。スプーンで、お弁当に使うアルミケースに取り、沸騰させて、じゅうぶん湯気の出た蒸し器に入れて、15分間蒸して、できあがりです。枝豆は、冷凍したものを使えば、年中楽しめますよ。 |