今回、ご紹介するのは、光子さん特製の、美味しくて、食欲も元気も出るカレー。旬のナスとトマトを使った、野菜たっぷりのこのカレー、手早くできるのに、コクも申し分なし。そのうえ、生のトマトとレモンの酸味が、さっぱりとした、さわやかなごっつぉです。美味しいカレーで、暑かった夏の疲れをゆっくり癒してみませんか。
まず、玉ネギ3個の皮をむき、半分に切ってスライスします。「この玉ネギが美味しさの素ださげ、このくらいいっぱい入れねばの」と光子さん。
ナス8個は、皮をつけたまま、ひと口大よりも大きめの乱切りにして、水に晒しておきます。トマト2個は横半分に切ってタネを取り、それぞれを4分割しておきます。
水に晒しておいたナスをザルに上げ、ふきんでよ〜く水気を切って、素揚げにします。「ふつう、カレーさ、ナス入れっど、とろとろなて、形わがんねぐなんなんども、油で揚げでから、入れっど、キチンとなすの形が残んな。煮崩れしないながいの。ここのところが、このカレー作っどぎのポイントだがもの」。目指すはじゃがいもゴロゴロ…、ではなくて、ナスゴロゴロのカレーなのです。
フライパンにたっぷりの油を入れ、180度に熱します。ここに乱切りにしたナスを入れて、素揚げにします。「ナスは、薄っすぐ色つげば、あと、すぐ上げでしまうな」。手早く引き上げ、油を切っておきましょう。
さて、ここから、本格的にカレー作りに入ります。
まず一生懸命スライスした玉ネギを、しんなりして、キツネ色になるまで、中火でゆっくりとていねいに炒めます。「まず十分くらいは炒めねばの」。
玉ネギがこんがりとしたキツネ色になったら、合挽き肉300グラムを加えて、さらに炒めます。
ひき肉の色が変わったら、ナスを加え、カレー粉大さじ3、塩・コショウ適宜、砂糖小さじ2を入れ、玉ネギとひき肉に絡めるようにして炒めます。
調味料が具になじんだところで、水2カップを加え、さらに、ザク切りにした生トマトも加えます。この状態で一度煮立て、こんどはスープの素1個とトマトケチャップ大さじ1を入れて、ここから約10分間、コトコトと煮込みます。
ニンニクのすりおろし小さじ1を加えて混ぜ合わせたら、味を見て、調整しましょう。「ここで味見して、カレー粉足したり、塩・コショウ足したりして、味を整えんなの」。
最後に、レモンのしぼり汁適宜を加えれば、できあがりです。
鮮やかな野菜の色が食欲をそそり、香ばしいナスの風味が、カレーの旨味とベストマッチ。ヘルシーで、さっぱりとした、まさに癒しのカレーです。 |