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 Home > バックナンバー > 「光子さんのごっつぉ彩時記」 > 143 チンゲン菜とハムのクリーム煮

月刊「SPOON」2004年5月号掲載

栄養たっぷりの
チンゲン菜を美味しい
ホワイトソースで煮込んだ、
歯ざわり抜群の
ごっつぉです。
青塚光子=料理
cooking by Aotsuka Mitsuko
三浦栄子=取材・文
text by Miura Eiko
板垣洋介=写真
photograph by Itagaki Yosuke

イラスト=佐藤定雄
題字=齊藤千加子

旬の手作り実感シリーズ……143
 

チンゲン菜とハムのクリーム煮
【材料】
チンゲン菜3株、サラダ油少々、塩少々、エビ8尾、ハム4枚、水1/2、固形スープの素1個半、
バター大さじ1強、小麦粉大さじ1/2、牛乳1カップ半、コーン缶小1個、生クリーム100ml
 中国原産で、日本では比較的新しい野菜のはずのチンゲン菜も、今やスーパーなどの野菜売り場に堂々と、なんの違和感もなく並んでいます。それだけ、もうすっかりお馴染みの野菜として、日本人の食卓に定着したということですね。近ごろは庄内産のものも見かけるようになりました。ビタミンA、Cに富み、カルシウム、カリウム、鉄分といった栄養素から食物繊維までもたっぷり含んだ健康食材のチンゲン菜。このチンゲン菜を使った、美味しくて、なおかつ簡単お手軽なごっつぉを、光子さんにさっそく教えていただきましょう。

 チンゲン菜3株は、1枚ずつはがし、包丁で葉の部分とクキの部分に切り分けます。さらに、葉はザク切りに、クキは縦半分にします。鍋にお湯を沸かし、サラダ油と塩少々を加え、ここにチンゲン菜のクキの部分から鍋に入れて茹でます。鮮やかな緑色になったらすぐに取り出して、ザルに上げておきましょう。

「ほかの青菜と違って、チンゲン菜は油を入れで茹でんな。こうすっどツヤ出で色がきれいだし、煮崩れもしねさげ、出来上がりがきれいだながいの」。油と相性のいい、チンゲン菜ならではの下ごしらえのやり方ですね。

 エビ8尾は、背わたを取って、塩を加えたお湯でゆでたら、カラをむきます。エビの旨味を逃がさないために、エビは必ずカラ付きのままでゆで、ゆで終わってから、カラを取ってくださいね。
 ハム4枚は放射状に6〜8等分します。「ハムは、ロースでもなんでも好きだもの使えばいいな。冷蔵庫さ残ったものでもいいなんよ」。鍋を用意して、水1/2カップ、固形スープの素1個半、塩少々を入れて、一度煮立てます。ここに、ゆでたエビとハムを入れたら、さっと煮立てます。
 ここまで出来たら、フライパンを用意し、細火にかけます。温まってきたら、バター大さじ1強を入れて、溶かします。すっかり溶けたら、小麦粉大さじ1と1/2を加えて、細火のまま炒めます。小鍋で牛乳1カップ半を温め、少しずつフライパンに加えていきます。ていねいに炒めた小麦粉をのばして、ホワイトソースを作るのです。

「小麦粉をのばす時は、木べら使わないで、泡立て器使うど、ダマになんねながいの」。ホワイトソースにとろみが付いてきたら、エビとハムを入れて、煮立てた鍋に、チンゲン菜とコーン缶小1個を開けて入れ、さらにホワイトソースを流し入れます。ソースを混ぜながら味を整えましょう。

 最後に生クリーム100ミリリットルを加えて、サッと混ぜ合わせて、出来上がりです。生クリームを加えることによって、コクが増し、深みのある味に仕上がりました。



■「光子さんのごっつぉ彩時記」バックナンバー


春のちらし寿司
2004/04【142】
チンゲン菜と
ハムのクリーム煮

2004/05【143】
鶏レバーと
こんにゃくの煮込み

2004/06【144】
ニンジンと
牛肉の甘辛炒め

2004/07【145】
かぼちゃと
サバの南蛮漬け

2004/08【146】
ナスとトマトのカレー
2004/09【147】
かぼちゃと
さつまいものグラタン

2004/10【148】
里芋と手羽先の
煮っころがし

2004/11【149】
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2004/12【150】
鮭のテリーヌ
2005/01【151】
はまぐりのクリーム煮
2005/02【152】
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2005/03【153】
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2005/04【154】
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2005/05【155】
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2005/06【156】
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2005/07【157】
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2005/08【158】

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